実印とは印章について



個人の印鑑では最も重要な印鑑、実印。

この印鑑は大半の方が一度作ると一生の間に作り直すという事はほぼ無いでしょう。
個人の印鑑では最も重要な印鑑であるという事はどなたも承知しておられる事と思います。





【1】実印が必要な時


車を購入する、住宅のローンを組む、という大きな買い物をする時に必要となります。
個人が契約を結ぶ時に捺印する、個人用の契約印ととらえて戴くと分かり易いかと思います。
結構する時の婚姻届には実印は必要ではありません。



【2】実印購入時のポイント


実印を作る場合は慎重に検討なさる事をお奨めします。
印材が確かなものか、特に安く販売している印鑑には注意がいります。

●印材の産地を表示している。
●日本印章業組合等、正規の印章組合に加盟している。
●特定商取引法の表示がきちんとなされているか。
●電話等でも対応ができるか。

特に、象牙には「政府の認定証」等で政府を通して正規の輸入ルートで
輸入されている証明ができる印材かどうか、確認をお忘れなく。



【3】印鑑登録、印鑑証明


登録できる印鑑は、8~24mm内の大きさで、変形しない素材(ゴム・シャチハタ不可)で作られた印鑑。
実印は作っただけでは、実印になりません。
お住まいの市・区役所等に印鑑登録がなされなければ、実印ではありません。
印鑑登録の届けを提出してこそ初めてあなた個人である事を証明する唯一の印鑑、実印となります。



【4】実印の印影


お客様の姓名を他に2本と無い印影で作る印鑑が実印となります。
当店でも印影集を作成し、1本1本の実印の文字を変えております。
お名前の文字全てに手が入るので同姓同名の方でも同じ印影にはなりません。



【5】実印 捺印時の注意点


実印には天地をあらわす目印がありません。真っ直ぐな円柱形で横から見ても上がどちらか判断がつきにくいです。
印面を見ると読みにくい文字でも判断できるかと思いますが。
これは、この先、その度々で重要書類に捺印する時に、この契約をして本当に大丈夫だろうか?
この大きな買い物をして後悔しないだろうか?と、はんこを押す前に上下を確認しながら、
冷静に我を振り返れる「間」を作ってくれる為だといわれています。



【6】実印と印鑑文化


印鑑文化の日本には、印鑑一つにも端々に【5】のような配慮がなされている。
又、逆にいえば、実印とはそれだけ重要なものだという事をはんこ自身が教えてくれている気にもなるのは私だけでしょうか?





実印のおすすめサイズについて




一般的には「印鑑」と呼称されることが多いが、「印鑑」の本来の意味は
「あらかじめ地方自治団体や銀行その他取引先などに提出しておく特定の印影。
印の真偽を見分ける基礎となるもの」(大辞林より)つまり、印の鑑(かがみ)で印影というわけ。
『印鑑』と呼称するのは実は間違っている?(^ ^;)




印章の歴史
印章のルーツは紀元前4000年頃のメソポタミア。紀元前1400年頃にはシルクロードを通り、殷(中国)に渡ったと記録されている。

日本では「漢委奴國王」の金印が有名だが、実際に印章が使われたのは、8世紀頃。
文武天皇の大宝元年(701)に制定された公式令に日本発最初の「官印規定」があり、官印を中心とする印章使用が始まったと推定されている。

最初は政府や地方の支配者の公の印として使われ、平安、鎌倉時代には個人の印として捺印する習慣が定着した。
印章が正式に市民権を得たのは、明治6年(1863年)10月1日。
太政官布告で「証書には必ず実印の捺印が必要」と定められた。
これを記念し、現在では10月1日を「印章の日」としている。



捺印のコツ
朱肉を何回かトントンと叩くようにして印面全体に朱肉をなじませる。
印章の上下を確認をして、強く押さえ過ぎないようにゴムマットの上などでゆっくり
「の」の字を書くように捺印すると、綺麗な印影を得ることができる。
捺印後は、布などで印面の朱肉をふき取ってから保管するのが望ましい。



印章を偽造したり不正に使用すると
(刑法154条1項)
行使の目的で偽造した御璽(ギョジ:天皇の印章)国璽(コクジ:国家の表象として用いる印)
若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造した者は、無期又は三年以上の懲役に処する。

(刑法154項2項)
御璽若しくは国璽を押し又は御名を署した詔書その他の文書を変造した者も前項と同様とする。

(刑法155項1項)
行使の目的で、偽造した公務所若しくは公務員の印章を使用して文章若しくは図面を偽造した者は、
一年以上十年以下の懲役に処する。

(刑法159項1項)
行使の目的で偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する
文書若しくは図面を偽造した者は、三年以上五年以下の懲役に処する。

(民事訴訟法228条4項)
私文書は、本人又はその代理人の署名又は押印があるときは、真正に成立したものと推定する。



象牙の豆知識
朱肉の付きがよく、離れがいいことから、古来、「印材の王様」として親しまれてきた素材。
ひび割れや虫食いに強く精密な彫刻に向いている。

象牙は「ハード」「ソフト」の二種類に大きく分けられる。ハードはソフトに比べて硬度が高く、
ピンクがかった色合いや透明感のある光沢を持っている。
ハード材は主としてコンゴ、ザイール、ガボンなど、中央アフリカの象から採れるが、
現在は品薄状態。一方、ソフトは色合いが白に近く、一般的にはハードよりも安価。

現在、流通している象牙のほとんどがソフトで、主としてジンバブエ、ボツワナ、ナミビアの
象牙から採れる。
現在、象牙は「ワシントン条約」において輸出入が禁止されている。日本でも種の保存法において
象牙取引が禁止されているが、経済産業省認定のシールが添付されている象牙については、
正規輸入品として扱うことができる。なお、象牙を扱う際には、必ず経済産業省に扱い業者として
届出なくてはならない。



◆象牙のランク

象牙は品質や印材採取場所によってランクが違う。中心部に向かうほど目が細かく揃っているため、
中心部分から取れた素材はとても貴重。「芯持ち」と呼ばれ、他の象牙印材と比べても効高価。
また、芯の部分を横にして採られた印材は「横目」「日輪」と呼ばれている超最高級印材。
なお、「極上」、「並」などのランク表記はメーカーや印章店によって異なる場合がある。



【牛角】(うしのつの)の豆知識
かつては「オランダ水牛」と呼ばれていたが、オランダ水牛は原産国名でもなく、水牛でもないため、
近年、「牛の角(うしのつの)」に名称が統一された。
オーストラリアやウガンダ、ケニア、ナイジェリア、カメルーン、エチオピアなどの
陸牛の角から採れる印材で、美しい飴色が特徴。
天然素材のため、印材によって色あいのコントラストが違う。

色によって名前も変わり、きれいな飴色の素材は「牛角(色)」、黒っぽい素材は「牛角(黒)」と呼ばれる。
「牛角(黒)」は黒水牛と間違えられやすいが、黒水牛は水牛なので牛の種類が違います。



◆牛角の原産地

原産地は主に豪州(オーストラリア)、南米、南アフリカ、中央アフリカ。

豪州産・・・ 従来、本オランダと呼ばれた材料。現在はほとんど入荷していない。
南米産・・・ 芯はやや大きめで、粘りがあり豪州産に似た好材料。
南アフリカ産・・・ 材料はやや硬く、豪州産に似た好材料。
中央アフリカ産・・・ 色目はきれいで、粘り気が少なくやや変化しやすい材料。







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